2021年度公務員試験の情報が続々と発表され始め、大まかなスケジュールがわかってきたので、福祉職・心理職の公務員を目指す人が受けられる試験をまとめておきます。

もう既にどの試験を受けるか決めている人がほとんどだと思いますが、まだ併願先に悩んでいる人は、今回紹介する内容を参考にしながら考えてみてください。

4月

・国家公務員総合職 人間科学

1次試験:4月25日(日)
2次試験:5月23日(日)に筆記試験、5月25日〜6月11日のいずれかで人物試験
受付期間:3月26日〜4月5日

福祉職・心理職にとってのスタートとも言える試験が、この国家公務員総合職の人間科学区分ではないでしょうか。

どちらかというと心理学生向きの試験なので、福祉職を目指す人にとっては少し難しいかもしれません。

5月・6月に実施される試験が本命の人は、本番の雰囲気に慣れるための練習として受けてみるのも一つの方法です。


5月

・東京都職員Ⅰ類B(一般方式) 心理、福祉区分

1次試験:5月2日(日)
2次試験:6月15日〜6月23日のいずれかで人物試験
受付期間:4月2日〜4月8日

東京都は独自の日程で実施されるので、地方上級や市役所A日程の試験と併願できます。

併願先の候補としては心理区分と福祉区分があり、福祉区分を受ける場合は、社会福祉士、精神保健福祉士、保育士、児童指導員、児童自立支援専門員のうちいずれかの資格が必要です。


・特別区職員Ⅰ類 心理、福祉・衛生監視(衛生)区分

1次試験:5月2日(日)
2次試験:7月6日〜7月16日のいずれかで人物試験
受付期間:3月19日〜4月5日

特別区職員のⅠ類試験は東京都職員Ⅰ類Bの試験と同日に実施されるため、東京都とは併願できません。


裁判所総合職 家庭裁判所調査官補

1次試験:5月8日(土)
2次試験:6月5日(土)に筆記試験、6月7日〜6月23日のいずれかで人物試験
受付期間:4月1日〜4月9日

3週連続での試験になるので、全部受ける場合はかなりハードなスケジュールになります。

東京都か特別区が本命ならともかく、そうでないないなら5月2日の試験はスルーして、国家総合職人間科学と家裁調査官補を受けるのがちょうどよさそうです。


6月

・独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構

事務職
1次試験:5月20日〜5月26日の間にweb試験を受験
2次試験:6月16日〜6月20日のいずれかで人物試験
受付期間:4月28日まで(郵送)

障害者職業カウンセラー職(事務職との併願もできます)
1次試験:6月5日(土) 試験地は宮城、千葉、大阪、福岡のみ
2次試験:6月26日もしくは6月27日に人物試験 試験地は千葉と大阪のみ

独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構は公務員ではありませんが、専門試験の内容が重複するので福祉職・心理職の併願先になりえます。

ただ、試験地が限られている点がネックです。すべり止めのためにわざわざ遠くの県まで行くのは嫌でしょうから、試験地が近い人は障害者職業カウンセラー職と事務職を併願、そうでない人は事務職だけを受けるのがいいかもしれません。


・法務省専門職員

1次試験:6月6日(日)
2次試験:7月5日〜7月8日のいずれかで人物試験
受付期間:3月26日〜4月7日


・地方上級、市役所A日程

1次試験:6月20日(日)
2次試験:7月中旬〜8月中旬

ほとんどの県・市の福祉区分の受験には、社会福祉士もしくは社会福祉主事の資格が必要です。


7月以降

7月以降に受験できる試験としては、国立大学法人等職員、市役所B日程、市役所C日程などがあります。

国立大学法人等職員は福祉職・心理職ではありませんが、1次試験が基礎能力試験のみなので一応併願可能です。誰でも受けやすい分、毎年倍率は高めですが…。

市役所B日程、市役所C日程に関しては数が多すぎるので、ここでは割愛させていただきます。

7月以降の受験先は、やはり前半に受けた試験の結果次第になると思います。

第1志望に落ちてしまったけど、どうしてもそこに行きたい場合は来年の受験に切り替えるという手もありますし、早めに民間企業への就活に切り替えるというのも一つの手です。


大阪市は併願できなくなりました

例年5月下旬に1次試験が実施される大阪市も併願先候補の一つだったのですが、2021年度の試験は地方上級や市役所A日程と同じ6月20日(日)に変更されたので、併願ができなくなりました。

せっかく、この間大阪市の試験についての記事を書いたばかりなのに、こんなことになってしまって残念です…。

今年度だけ変更というのは考えにくいため、来年度以降も他の試験との併願は難しそうです。


まとめ

今回は、公務員の福祉職・心理職を目指す人の併願先候補を紹介しました。

場合によっては、どこかの2次試験が他の受験先の1次試験と被る可能性があるので、そのことも考慮しつつ併願先を考えてみてください。