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今回は、福祉職・心理職の公務員を目指す人向けの数少ない参考書『公務員福祉職・心理職の合格知識』についてご紹介します。

2011年に第4版が発売されて以降改定がされていないため、「今さら買って役に立つの?」と疑問に感じている人も多いかもしれませんね。

そのような悩みを持っている人にとって、この記事が購入するかどうかを決める参考になれば幸いです。

・内容

『公務員福祉職・心理職の合格知識(第4版)』はA5サイズの参考書で、一問一答形式の問題と専門記述試験の対策で構成されています。

分野ごとの問題数は以下の通り

・社会福祉学 全476問

社会福祉概論 154問
福祉の専門職 34問
社会保障論 73問
地域福祉論 54問
児童福祉論 57問
老人福祉論 58問
社会福祉援助技術 46問

・社会学 全418問

社会学の歴史 111問
社会学の諸概念 94問
社会学各論 90問
社会調査 72問
社会病理学 51問

・心理学 全244問

心理学概論 150問
児童・発達心理学 53問
社会心理学 41問

・教育学 全161問

教育学概論 72問
養護教育 89問

4科目の合計で1299問と結構なボリュームがあります。

なぜ、あと一問作らなかったんだろう…。

私の数え間違いでしょうか…。

・実際に使ってみた感想

やはり10年近く前に出版された参考書なだけあって、内容や用語が古くなっている点が見られます。

例えば、

保育所の定義が、「保護者の委託を受けて、保育に欠ける乳児または幼児を保育することを目的とする施設」となっている点。※”保育に欠ける”という表現は不適切とされ、現在は”保育を必要とする”に変更されています。

認知症が痴呆症と表記されている点。

児童福祉施設の一種である「児童心理治療施設」が、旧名称の「情緒障害児短期治療施設」と表記されている点。

以上のように、特に社会福祉学の分野で古い内容のものが多い印象です。

そのため、社会福祉学の勉強のために一問一答形式の問題集が欲しいという人は、この参考書ではなく、社会福祉士試験向けの最新の参考書を使うことをおすすめします。

社会学、心理学、教育学に関しては特に気になる点はなく、専門試験の勉強で知識を補足する際に役立ちました。

問題のレベルでいえばスー過去よりも少し難しいぐらいなので、勉強を始める際のインプットに使うというよりは、ある程度勉強をした上でのプラスアルファとして使うほうが勉強しやすいかもしれません。

・記述対策のページについて

この参考書には一問一答に加えて、専門記述対策のページがちょっとしたおまけとして設けられています。

具体的には、記述試験の概要、対策方法、過去の出題傾向、回答例4つという構成です。

ページ数は計10ページですが、福祉職・心理職の公務員試験情報の中でも、専門記述試験の情報は特に少ないので、独学の私にとってはかなり有益な情報でした。

過去に出題された問題が100問ぐらい載せられているので、それを基に対策していけば効率的に記述対策を進められるのではないでしょうか。

ただ、回答例が4つしかない点が問題点ですね…。

自分が作成した答案を添削してくれる人が身近に居ればいいのですが。

・まとめ

福祉職・心理職の公務員を目指す人であれば購入して損はありませんが、一問一答の内容はやや難しめなので、ある程度専門試験の勉強が進んでから購入するのが一番いいと思います。

記述試験の対策を始める段階で購入するのもいいですね。

以上で『公務員福祉職・心理職の合格知識』のレビューを終わります。