今回は、公務員ではありませんが、公務員を目指す人たちの併願先ともなりうる独立行政法人について紹介します。

この採用試験に関する情報はネット上にもほとんどなかったので、私も苦労しました…。

まず、独立行政法人とは何なのかというところから。

独立行政法人制度とは、各府省の行政活動から政策の実施部門のうち一定の事務・事業を分離し、これを担当する機関に独立の法人格を与えて、業務の質の向上や活性化、効率性の向上、自律的な運営、透明性の向上を図ることを目的とする制度です。

総務省|独立行政法人制度等(最終閲覧2019/10/14)
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/gyoukan/kanri/satei2_01.html

要するに、利益にはなりにくく民間に委託してしまうと実施されないような事業を、ある程度国の関与を受けながら事業を行うのが独立行政法人です。

そのため、独立行政法人は準公務員、みなし公務員などと呼ばれることもあります。

準公務員と呼ばれるだけあって、選考方法は公務員試験のやり方に近いので、純粋な民間企業と公務員を併願するよりかは併願しやすいと思います。

・職種

高齢・障害・求職者雇用支援機構はその名のとおり、高齢者や障害者の雇用支援、求職者の職業能力の開発などを行う独立行政法人です。

募集される職種は、以下の4つがあります。

・事務職
:施設管理やイベントの企画・運営・広報など、様々な業務を行う。

・障害者職業カウンセラー職:障害者に対して、相談などの就職前の支援から就職後の職場適応のための援助まで、継続的なサービスを行う。

・障害者職業訓練職:就職や職場復帰を目指す重度障害者、精神障害者に対して職場訓練を行う。

・職業能力開発職:職業訓練指導員(テクノインストラクター)として、離職者及び在職者に対する職業訓練(ハロートレーニング)などを行う。

なお、どの職種においても全国転勤があるようです。

ここが辛いところですね…。
転勤が嫌で地元の公務員を目指す人も多いと思うので。

・試験内容

※2020年度春の試験制度を基に執筆しています。

福祉職の公務員を目指す人の併願候補は、主に事務職と障害者職業カウンセラー職になると思うので、この2つについて詳しく紹介します。

ちなみに、試験は併願受験ができるため、両方とも受験するというのも可能です。
なお、どちらの試験も3次試験まで行われます。

・1次試験

事務職:書類審査
    基礎能力試験

基礎能力試験は、SPIのWEBテス卜です。

公務員試験ではB日程以降でSPIの試験が課される自治体もありますが、福祉職の公務員の場合はたぶんないので、このためだけに対策するのは面倒くさいですね…。

ちなみに、私はこの事務職の試験を受けたのですが、無事1次試験で落ちました!笑

探しても試験の過去問がまったくなかったので、WEBテストがSPIだということすらわからず、対策のしようがありませんでした。

WEBテストということで簡単だと舐めていたのもありますが…。

SPIの問題自体は簡単ですが、とにかく速く解くことが重要です。

なので、この試験を受ける場合は、あらかじめSPIの問題集を解くなどしてSPIに慣れておくべきだと感じました。

  
障害者職業カウンセラー職:基礎能力試験(マークシート)
(併願者)        小論文(800字以内)
             グループ討議

事務職と併願する人も、この試験を受けることになります。

こちらは自宅ではなく会場受験なんですが、なんと言ってもその試験会場がメチャクチャ少ないんです!

2020年4月採用の試験では、宮城、千葉、大阪、福岡の4つだけ。

私はここの志望順位はあまり高くなかったので、自宅受験のできる事務職を受験しました。
交通費の問題もあります(お金かかりすぎる…)。


・2次試験
  
事務職:面接

2次試験からは、事務職のみ志望する場合であっても受験会場まで行く必要があります。

  
障害者職業カウンセラー職:専門試験
(併願者)        面接

こちらの試験では専門試験があり、心理学、教育学、社会学、社会福祉学の中から一つを選んで解答します。

どの分野であっても、A問題(多肢選択式、穴埋め、語句説明)18問とB問題の論述2問の出題です。

専門試験は問題例が載せられているので、こちらから確認してください。


・3次試験
  
3次試験は全職種、面接のみです。
面接は本社が置かれている千葉県で実施されます。

・まとめ

職員募集は、春季募集と秋季募集があります。

6月の頭と11月の頭から試験は始まりますが、やはり春季募集のほうが採用人数は多めです。

この試験に限らず、すべての試験に言えることですが、応募期間は試験の2ヶ月ぐらい前に設定されていることがほとんどなので、自分が受けたい試験に応募することを忘れないようにしてください!

以上で、独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構の紹介を終わります。

ホームページはこちらです。
http://www.jeed.or.jp/