ノーマライゼーションとは、障害の有無にかかわらず、誰もが当たり前ありのままで生活していく考え方のことです。

現在では、障害者福祉の分野だけでなく、さまざまな分野における共通的な考え方として広く用いられています。

この考え方は、1950年代にデンマークのバンク・ミケルセンによって提唱されました。

また、彼が中心となって制定されたデンマークの1959年法は、ノーマライゼーションを世界で初めて基本理念に位置づけた法律として知られています。

その後、スウェーデンのニィリエがノーマライゼーションの8つの原理を示し、理論化しました。

8つの原理は以下の通りです。

1.1日のノーマルなリズム
2.1週間のノーマルなリズム
3.1年間のノーマルなリズム
4.ライフサイクルにおけるノーマルな発展的経験
5.ノーマルな個人の要求や自己決定権の尊重
6.その文化におけるノーマルな性的環境
7.その文化におけるノーマルな経済水準とそれを得る権利
8.その文化におけるノーマルな環境形態と水準

さらに、1960年代後半から1970年代前半には、ドイツのヴォルフェンスベルガーによって、アメリカやカナダにもノーマライゼーションが紹介されました。

日本では、1981年国際障害者年をきっかけに認知され始め、現在では国際社会における共通的な考え方として定着しています。

N.E.バンクミケルセン

『バンクミケルセン記念財団』HPより引用(2019/11/29)
https://bankmikkelsen.org/bankmikkelsen/

B.ニィリエ

『mn.gov』HPより引用(2019/11/29)
http://mn.gov/mnddc/ada-legacy/ada-legacy-moment15.html

ヴォルフェンスベルガー

『wolfwolfensberger.com』HPより引用(2019/11/29)
https://wolfwolfensberger.com/photo-gallery



参考文献

TAC社会福祉士受験対策研究会(2018)『2019年版みんなが欲しかった!社会福祉士の教科書 共通科目編』TAC出版.

TAC社会福祉士受験対策研究会(2018)『2019年版みんなが欲しかった!社会福祉士の教科書 専門科目編』TAC出版.

一般社団法人日本ソーシャルワーカー教育学校連盟(2018)『2019社会福祉士国家試験過去問説集』中央法規出版.