今回は、大阪市職員採用試験の大学卒業程度社会福祉区分についてのご紹介です。

大阪市は他の市とは違い独自の日程で試験が実施されるため、一応併願先として考えられます。

福祉職でどの試験を受けるか悩んでいる人は、今回の記事を参考にして併願先を考えてみてください!

※記事は令和元年度の試験の内容をもとにしています(令和2年度は特殊な日程だったため)。

令和3年度の試験概要は2月22日現在まだ発表されていないため、発表され次第追記予定です。

※※令和3年度の1次試験は6月20日(日)に変更されました。そのため、地方上級や市役所A日程と併願できないことに…。来年度以降も併願は難しそうです。

仕事の内容

社会福祉区分で採用されたら、区役所や福祉局などに配属され、社会福祉の事業に関する企画立案やケースワークなどの業務に当たります。

その他、児童相談所や社会福祉施設での生活相談、生活指導も社会福祉区分の業務の一つです。

試験概要

・日程

令和2年度の試験はコロナの影響で日程が大きく変わりましたが、例年では、大阪市の職員採用試験の1次試験は5月中旬に実施されます。

家庭調査官補の試験が5月上旬、法務省専門職員の試験が6月上旬なので、その間に試験を受けることが可能です。

ただ、最初に「一応併願先候補として考えられます」と言ったのは、2次試験が市役所のA日程と被るためです。

せっかく1次試験に通ったとしても、A日程が本命の人は諦めざるを得ないため、私としてはあまり併願はおすすめしません。

併願する場合は、1次試験に通ったときにどちらを優先するのか、あらかじめ考えておくべきだと思います。

・受験資格

大学卒業程度の資格に加え、社会福祉主事任用資格が必要です。

福祉系の大学に所属している人であれば、気づかないうちに取得条件を満たしていることがほとんどだと思いますが、自分が社会福祉主事任用資格を持っているのか受験前にきちんと確認しておいてください。

・試験内容

1次試験
・エントリーシート
2次試験の面接での参考資料として使用されます。採点はされないので、1次試験の合否には関わりません。

過去の傾向から見るに、大阪市を志望した理由や過去の経験を聞かれることがほとんどです。

大阪市は他の市と日程が異なる分、地方から試験を受けに来る人も多く、「なぜ大阪市で働きたいのか」を重視する傾向にあります。

地方出身でどうしても大阪市で働きたい場合は、なぜ地元じゃなく大阪市を選んだのかを、答えられるようにしておいたほうが良さそうです。

過去の出題テーマが大阪市のホームページに載せられているので、参考にしてみてください。
https://www.city.osaka.lg.jp/gyouseiiinkai/page/0000002878.html#shahuku

・専門試験
記述式です。社会福祉学、社会学、教育学、心理学の4つの中から1つ選んで回答します。

過去の問題例を見るに、専門用語の説明がほとんどですが、難易度は比較的高めです。

過去3年分の問題例が公開されていますので、こちらを参考にしてみてください。
https://www.city.osaka.lg.jp/gyouseiiinkai/page/0000002878.html#shahuku

・適性試験
いわゆる教養試験です。適性試験は1次試験の際に実施されますが、得点を評価されるのは2次試験のときになります。

つまり、1次試験の合否は専門試験の得点のみによって決まるということです。


2次試験
・口述試験
個別面接です。人物についての評価に加え、福祉に関するボランティア活動などの実績が大きく評価されます。

倍率

例年では採用予定者数が40名程度に対し、受験者約200名といったところです。倍率でいえば3〜5倍が平均的でしょうか。

ただ、採用予定者数が90人と多い年や、10人とかなり少ない年もあったので、年によって倍率が大きく変化します。

結論:併願はおすすめしない

先にも述べたとおり、元々大阪市が本命の人以外には受験をおすすめしません。

試験の日程的には福祉職を目指す人の併願先候補になりますが、やはり2次試験がA日程と被ってしまうことが大きな問題です。

もし受験する場合でも、本命のA日程の練習として受けるか、1次試験の結果に手応えがあれば2次試験に進む、ぐらいに割り切って考えるのが良さそうです。