今回は、公務員の福祉職・心理職を目指す人の大まかな勉強スケジュールについて考えていこうと思います。
もちろん、このとおりに進める必要はないので、自分が勉強の計画を立てる際の参考程度にしてください!
・1年計画
福祉系や心理系の大学の学生だと1年次から専門的な勉強をしているはずなので、試験の1年も前から勉強し始める必要はないと思いますが、早めの準備ということで1年計画で考えていくことにします。
ちなみに、私は3年次の7月頃から勉強を始めました。
福祉の大学に編入したのが3年次からだったので、編入した4月からの期間も含めると勉強期間は1年と少しといったところです。
では、法務省専門職員やA日程のある6月を目標にして、その1年前の6月スタートで考えていこうと思います。
・6月
最初にすべきことは情報収集です。
この情報収集だけで、1ヶ月程度かかると覚悟しておいたほうがいいかもしれません。
少し大げさに聞こえるかもしれませんが、自治体ごとの試験日程、受験資格、試験科目の確認や、科目ごとの参考書選びなど、予想以上に調べることがたくさんあります。
とにかく、頭が痛くなる作業でした…笑。
B日程以降の試験は、年によって福祉職や心理職の募集がないこともあるので、準備を始める段階ではA日程までの試験を考えておけばいいと思います。
・7〜8月
福祉職や心理職では知能分野が教養試験の7割近くを占めるので、まずは知能分野から勉強し始めるのがおすすめです。
その中でも特に判断推理と数的推理が重要で、私は勉強始めの1〜2ヶ月はこれだけに集中して勉強していました。
判断推理と数的推理の基礎力が定着してきたら、文章理解の勉強も始めてください。
これらについては勘を鈍らせないことが大事なので、試験まで毎日もしくは数日ごとに問題を解くことが大切です。
知識分野についてですが、あまり勉強に時間をかける必要はありません。
というのも、福祉職や心理職では教養試験の配点が専門試験の配点よりも低いので、専門試験と記述試験の勉強に時間をかけたほうが高得点につながりやすいからです。
そのため、教養試験は本番で5割〜6割取ることができれば十分です。
ただし、時事問題については問題が多く、面接で聞かれることもあるので勉強する必要があります。
その他の科目については、出題範囲の狭い科目や自分の好きな科目を選んで、うまく取捨選択していってください。
・9〜12月
これぐらいの時期から、専門試験多肢選択式の勉強を始めます。
専門試験の勉強を始めるときは、まず自分が受ける試験の過去問を人事院で請求してください。
地方自治体の場合は、過去問請求できないのでホームページで確認を。
福祉職の勉強をする際は、社会福祉士資格のための教材を使って勉強すると思いますが、それには公務員試験でほとんど出題されない範囲も含まれています。
そのため、まずは過去問を見て出題傾向を把握し、優先して勉強する分野を確認してください。
おすすめの教材や頻出分野などは、また別の記事で紹介します。
・1月〜3月
年明けからは、多肢選択式の勉強と並行して記述試験の勉強も始めます。
また、この時期くらいから各予備校で模試が実施されるので、独学で勉強してきた人であっても模試だけは予備校で受けるのがおすすめです。
自分の勉強の進行度や得意不得意を確認することは、独学の人には特に重要です。
早めに模試に応募した人の割引特典や、お得なパックもあるので各予備校のホームページで確認してみてください。
私が応募したのは、心理・福祉系の模試が6回分受けられるパックで、確か早期応募割引で3万円ぐらいでした。
こんな感じで、福祉職や心理職の公務員向けの模試もありますよ!
・4月〜
この段階になると、もうやるべきことはほとんど終わっていると思うので、あとは覚えたことを忘れないようにするために反復練習するのみです。
苦手分野を勉強し直すのもいいですが、深入りしすぎるのは禁物。
試験では、得点できる分野でしっかり点を取ることが重要です。
そして、面接が苦手な人は早めの対策を。
1次試験が終わってから対策し始めると時間が少なくて焦ってしまうので、余裕をもって対策してください。
・まとめ
今回は、おすすめの勉強スケジュールについて紹介しました。
公務員試験の勉強は長い上に孤独なので(特に独学の人は)、ただ漠然と勉強するのではなく、計画を立てて勉強することが大切です!
1年の目標、1ヶ月の目標、1日の目標など。
それを達成できたら、友達と遊びに行けるとか、欲しかったものを買うとか、ご褒美を設定するのもいいですね!