今回は、国家公務員採用試験の過去問を請求する手順を説明します。

特に、福祉職と心理職の過去問は市販の問題集にはほとんど載せられていないので、これらの試験の受験を考えている人は、自分が受ける試験の過去問を請求しておくことをおすすめします。

一応、合格の500シリーズにちょろっと社会福祉学の過去問も載っていますが…。試験の特徴とか頻出分野を確かめるには、やはりこれだけでは不十分です。

↓この緑のやつ



本来はオンラインによる電子申請と、郵送による申請の2種類があるのですが、2022年1月現在はなぜか電子申請が利用できないため、郵送による申請のやり方をご紹介したいと思います。

システム改善か何かなのでしょうかね…。

いつから利用できるようになるのかもホームページには明記されていないので、当分は郵送による申請だけになるかもしれません。

・過去問入手までの大まかな流れ


①開示請求書を「人事院人事行政情報センター」に送る

↓2週間〜1ヵ月ぐらいで

②開示を許可する通知書、開示の実施方法を選ぶ申出書などが送られてくる

③書類に必要事項を記入して送り返す

↓2週間ぐらいで

④ようやく過去問GET!

以上のように、申請してから過去問が手元に届くまで2ヵ月近く時間がかかります。できる限り早い時期に申請は済ませておきましょう。いざ専門試験の勉強を始めようと思ったときに申請したのでは、勉強がかなり遅れてしまいます。

それと、過去問を請求するためには手数料やら郵送費やらで少しお金がかかります。請求する試験の数によってもかかるお金は変わりますが、たいていは1000円ちょっとぐらいなのでご安心ください。

それでは、順を追って説明していきたいと思います。

私もこの記事を執筆するにあたって、もう一度過去問を請求してみようと思うので、まだ済んでいない人は一緒に申請してみましょう!

・まずは開示請求書を送ろう!

まずは開示請求書の様式をダウンロードし、必要事項を記入した上「人事院人事行政情報センター」に送るところからスタートです。

様式のダウンロードはこちらのページからどうぞ。

↓書き方はこんな感じ。


「1.請求する行政文書の名称等」は、”試験名+試験区分+試験の実施年度”の3点の記入が必要です。

法務省専門職員のようにどの区分も問題が同じであれば記入する必要はありませんが、それぞれ問題が異なる総合職や一般職の過去問を請求する場合は、請求したい試験の区分を記入する必要があります。

試験の実施年度については、試験問題の保存期間が5年なので、過去問を請求する年の試験が終わった後であれば合計6年分の過去問を入手できる計算になります。

2020年(令和2年)9月現在でいうと、平成27年→平成28年→平成29年→平成30年→(平成31年+令和元年)→令和2年という流れで来ており、平成27年の試験問題が令和2年まで保存されているので平成27年〜令和2年と記入すればOKです。

平成31年と令和元年が合体したせいで、和暦を使って考えるときは、めちゃくちゃややこしいです…。

とにかく、過去問を請求する時期がその年の試験前であれば5年分、後であればその年の試験問題も含む6年分貰えるということです。

「2.求める開示の実施方法」の項目は、(本欄の記載は任意です)とあるように別に書かなくても問題ありません。書いても書かなくても、結局「開示の実施方法等申出書」が届いた時に、また同じ質問をされます。

それと、開示請求手数料は1年分ごとに300円ではなく、試験1件ごとに300円なので注意してください。

例えば、法務省専門職員の過去問6年分と、総合職人間科学区分の過去問6年分を請求したときは、300×2=600円の収入印紙が必要になるということです。

※電子申請の場合は1件200円ですが、郵送申請の場合は1件300円です。

収入印紙はコンビニもしくは郵便局で購入できます。

<送付先>
〒100-8913 東京都千代田区霞が関1-2-3
人事院人事行政情報センター

宛名の後ろに添える敬称は、企業や機関などの組織に送るときは「御中」、特定の人物に送るときは「様」と使い分ければ大丈夫です。

「行」や「宛」は、友達に送るときとか、自分宛ての返信用封筒ぐらいにしか使わない気がします…。就活とかビジネスでは、ほとんど「御中」か「様」です!

裏面に氏名と住所を書くこともお忘れなく。

ひとまず、今回の説明はここまでです。

次の手順の説明も写真があったほうがわかりやすいと思うので、人事院から書類が届いてから説明することにします。

1ヵ月以上経ってからになるかも…。

・書類が届いたら

人事院から書類が届いたので手順を追記します。

かかった時間は、開示請求書を送ってからちょうど1ヵ月ぐらいでした。

送られてくる書類は以下の3点です。

行政開示決定通知書
過去問請求を承諾したことを知らせる書類です。

必要な手数料と郵送料も記載されています。

試験問題の開示に係る説明事項
開示方法や手数料についての詳細が記載されています。

開示方法は以下の通りです。

①過去問のデータが入ったCD-Rを送ってもらう

②紙にコピーしたうえで送ってもらう

③人事院の事務所に行って過去問を見せてもらう、もしくは過去問を受け取る

手間を考えると②が一番楽ですが、手数料がやたら高いので①の方法を選ぶのがおすすめですそこから自分のパソコンにデータを取り込むなり、コピーするなりして勉強に使いましょう。


行政文書の開示の実施方法等申出書
開示方法を選び、必要な手数料分の収入印紙を貼るための書類です。

手数料は、前回支払った300円が引かれた金額になります。

赤丸の部分を記載して提出しましょう。

事務所で過去問を閲覧または受け取る場合は必要ありませんが、過去問を郵送してもらう場合は郵送料分の切手を同封する必要があります。ちなみに、返信用封筒は同封する必要ありません。

送付先は始めに開示請求書を送った場所と同じです。

<送付先>
〒100-8913 東京都千代田区霞が関1-2-3
人事院人事行政情報センター

 

・まとめ

かかったお金
※過去問6年分のデータをCD-Rとして送ってもらう場合

・切手代…408円(郵送2回分の切手84円×2、返信用の切手140円)

・手数料…1360円

計1768円



投稿者

ちゅるない

2019年度に福祉職の公務員試験に挑戦しましたが、すべて面接で撃沈…。 筆記試験は合格できたので、福祉職や心理職を目指す人に向けて、そのことを中心に助言したいと思います!

15件のコメント

  1. 助かります!

    うみ
  2. はじめまして。現在保護観察官を目指している高2の女子です。ちゅるないさんの情報とても分かりやすくて丁寧でありがたいです(o^^o)お聞きしたいことがあるのですが、過去問はまだ高校生だと取ることはできませんか?試験ができることが決まったら、開示請求書を送ることができるのでしょうか?勉強したいのですが、何から手をつければいいのか分からず、、。何か市販でオススメの参考書や本などはありましたでしょうか?(>人<;)また、私も精神病になったことがきっかけで保護観察官を目指しています。ちゅるないさんはそれを、話したところ面接官の方からこれから大丈夫ですか?と聞かれたそうですが、面接の際に言わないほうが良いことはありますか?教えていただければ幸いです。よろしくお願いします(>人<;)

    みー
    1. みーさん初めまして。
      ブログを見ていただきありがとうございます。

      まず過去問についてですが、特に年齢制限などはないので高校生でも請求可能です。今のうちに請求して、保護観察官の試験がどんなものなのか確かめておくのもいいですね。

      次に参考書についてですが、いきなり問題集を解き始めるのではなく、先に教科書的な参考書を読むのがおすすめです。保護観察官の専門試験では社会福祉学・社会学・心理学・教育学の4つが必要になるので、まずは基本的な知識をつけられる導入本を読んでみてください。

      例えば、ミネルヴァ書房の『よくわかる◯◯』シリーズとかは専門科目を初めて勉強する人におすすめです。

      ただ、どの科目にも言えることなのですが、専門書は値段が高いことがネックです…(1冊3000円とかが当たり前)。なので、購入してから後悔したくないという場合は、まずは公共図書館とか大学の図書館とかで本を借りるのがいいかもしれません。

      一般の人でも図書館が利用できる福祉系の大学が近くにあれば、ぜひ行ってみてください。

      そして面接についてですが、病気が仕事に支障のない程度のものであれば、無理に話す必要はないのかなと思います。保護観察官というストレスがかかりやすい職業上、精神病になったことがある人はこの仕事に耐えられないと判断されてしまうかもしれません。

      精神病について話す場合でも、既に病気を乗り越えたこと、再発する可能性が低いことを相手にしっかりと伝える必要があると思います。

      最後に、これは少しおせっかいかもしれませんが、進路を考えるときは色々な可能性を考えてみてくださいね。周りはみんな進学するから自分も進学するとか、就職するのが普通だから社会に出て働くとかではなく、自分の性格に合った生き方を見つけることが大切だと思います。

      私自身を例にすると、公務員試験に落ちた後、結局自分には外で働く生き方は合わないと考え、現在はwebライターとして自宅で働いています。在宅ワーカーといっても楽なことばかりじゃありませんが、そういう生き方もあるということを選択肢に入れてもらえると嬉しいです!

      余計なお世話だったら申し訳ありません。私と同じように精神病を経験したということで、色々と心配になりました。

      この答えで疑問は解決できたでしょうか?まだわからないことがあれば、気軽に質問してください。

      ちゅるない
      1. とても丁寧に答えていただきありがとうございます!保護観察官についてのことだけではなく、自分の進路についてのことまでアドバイスしていただき本当にありがとうございます!実は私は精神病になったことも原因で今月から通信制高校に転学しました。転学は履歴書に書くので、面接の際に何故?ときっと思われると思います(>人<;)通信制高校は、合格に大きく影響しますか?今はそれがとても心配です。質問ばかりすみません(>人<;)ちゅるないさんのブログに出会えて本当に良かったです!応援しています!

        みー
        1. 私も大学時代、通学制から通信制の大学に転入したので状況がよく似ていますね。

          通信制は通学制と比べて人との関わり合いが少ない分、対人職である保護観察官として働けるのか不安に思われる可能性もありますが、みーさんは今後通学制の大学か短大への進学を考えているんですよね?

          であれば、病気を乗り越えたことが面接官にもわかりますし、特に問題はないと思います。通信制高校の出身というだけで試験に落とされることはないので安心してください。

          公務員試験では、学歴よりも試験の点数と面接での評価が重要です。

          それと応援ありがとうございます。笑

          かなり不定期更新のブログですが、今後も見に来ていただけると嬉しいです。

          ちゅるない
  3. そうだったのですね!とても安心しました(^^)本当にありがとうございます!これからもちゅるないさんのブログ楽しみにしています(o^^o)

    みー
  4. 分かりやすくありがとうございます!
    過去問請求の書類が届いてからCDRが送られてくるまでどれくらいの時間がかかりましたか?

    ねこ
    1. ねこさん初めまして。
      ブログを見ていただきありがとうございます。

      私が請求したときは1週間ぐらいでした!
      時期にもよると思いますが、遅くても2週間以内には届くと思いますよ。

      ちゅるない
  5. はじめまして

    記述問題の勉強方法についてお聞きしたいことがあり、コメントさせて頂きました。お返事を頂ければ幸いです。

    たいがー
    1. 返信が遅れてしまい申し訳ございません…!
      どういった質問でしょうか?

      ちゅるない
      1.  お返事ありがとうございます。ちゅるないさんのブログで、記述対策についてわかりやすく書かれていたページがありましたのでそちらを拝見させて頂きました。
         代わって面接のことについてお聞きしたいのですが、ちゅるないさんは一次試験後から面接対策として何か特別なことをされていましたか?一次試験を受けてすらいませんが、自分は人に話せるような学生生活を送っていないので、もし一次試験に受かったとして、何を話せばいいのかわからない状態なので、アドバイスがあれば宜しくお願い致します。

        さとう
        1. 私は面接で落ちてしまったので、たいしたアドバイスはできませんが…。

          頻出質問への回答を考えたうえで、やはり模擬面接を何度か受けておきたいですよね。
          自分では気づかないクセって結構ありますし…。

          さとうさんは独学で対策してらっしゃるのですよね?
          模擬面接だけ受けさせてもらえる予備校があればいいのですが、
          なければ周りの誰かに頼むのも一つの手だと思います。

          私の場合は近くに模擬面接を受けられる予備校がなかったので、
          「面接合格フルパック講座」というのを購入してオンラインで対策してました。
          ネットで検索するとすぐに出てくると思うので、興味があれば確認してみてください。

          ちゅるない
          1. 貴重な情報ありがとうございます。参考にさせていただきます。

            さとう
  6. 質問なのですが、「○○試験問題集」と記載しただけでは、解答や解説は送られてこないのでしょうか。あくまでも問題のみなのでしょうか。

    キャンくん
    1. 対策問題集ではないので残念ながら解説はありません…。
      ホームページに正当番号が載ってたらそれを参考に、
      載ってなかったら自分で調べながら勉強していく感じです。

      ちゅるない

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。