今回は、国家公務員採用試験の過去問を請求する手順を説明します。

特に、福祉職と心理職の過去問は市販の問題集にはほとんど載せられていないので、これらの試験の受験を考えている人は、自分が受ける試験の過去問を請求しておくことをおすすめします。

一応、合格の500シリーズにちょろっと社会福祉学の過去問も載ってたりしますが…。

試験の特徴とか頻出分野を確かめるには、やはりこれだけでは不十分です。

↓この緑のやつ



本来はオンラインによる電子申請と、郵送による申請の2種類があるのですが、2020年9月現在はなぜか電子申請が利用できないため、郵送による申請のやり方をご紹介したいと思います。

システム改善か何かなのでしょうかね…。

いつから利用できるようになるのかもホームページには明記されていないので、当分は郵送による申請だけになるかもしれません。

・過去問入手までの大まかな流れ


①開示請求書を「人事院人事行政情報センター」に送る

↓2週間〜1カ月ぐらいで

②開示を許可する通知書、開示の実施方法を選ぶ申出書などが送られてくる

③書類に必要事項を記入して送り返す

↓2週間ぐらいで

④ようやく過去問GET!

以上のように、申請してから過去問が手元に届くまで2カ月近く時間がかかるので、できる限り早い時期に申請は済ませておきましょう。

いざ専門試験の勉強を始めようと思ったときに申請したのでは、勉強がかなり遅れてしまいます。

それと、過去問を請求するためには手数料やら郵送費やらで少しお金がかかります。

請求する試験の数によってもかかるお金は変わりますが、たいていは1000円ちょっとぐらいなのでご安心ください。

それでは、順を追って説明していきたいと思います。

私もこの記事を執筆するにあたって、もう一度過去問を請求してみようと思うので、まだ済んでいない人は一緒に申請してみましょう!

・まずは開示請求書を送ろう!

まずは開示請求書の様式をダウンロードし、必要事項を記入した上「人事院人事行政情報センター」に送るところからスタートです。

様式のダウンロードはこちらのページからどうぞ。

↓書き方はこんな感じ。


「1.請求する行政文書の名称等」は、”試験名+試験区分+試験の実施年度”の3点の記入が必要です。

法務省専門職員のようにどの区分も問題が同じであれば記入する必要はありませんが、それぞれ問題が異なる総合職や一般職の過去問を請求する場合は、請求したい試験の区分を記入する必要があります。

試験の実施年度については、試験問題の保存期間が5年なので、過去問を請求する年の試験が終わった後であれば、合計6年分の過去問を入手できるということになります。

2020年(令和2年)9月現在で言うと、平成27年→平成28年→平成29年→平成30年→(平成31年+令和1年)→令和2年という流れで来ており、平成27年の試験問題が令和2年まで保存されているので、平成27年〜令和2年と記入すればOKです。

平成31年と令和2年が合体したせいで、和暦を使って考えるときは、めちゃくちゃややこしいですよね!

とにかく、過去問を請求する時期がその年の試験前であれば5年分、後であればその年の試験問題も含む6年分貰えるということです。

「2.求める開示の実施方法」という項目は、(本欄の記載は任意です)とあるように、別に書かなくても問題ありません。

書いても書かなくても、結局「開示の実施方法等申出書」が届いた時に、また同じ質問をされます。

それと、開示請求手数料は1年分ごとに300円ではなく、試験1件ごとに300円なので注意してください。

例えば、法務省専門職員の過去問6年分と、総合職人間科学区分の過去問6年分を請求したときは、300×2=600円の収入印紙が必要になるということです。

※電子申請の場合は1件200円ですが、郵送申請の場合は1件300円です。

収入印紙は、コンビニもしくは郵便局で購入できます。

<送付先>
〒100-8913 東京都千代田区霞が関1-2-3
人事院人事行政情報センター

宛名の後ろに添える敬称は、企業や機関などの組織に送るときは「御中」、特定の人物に送るときは「様」と使い分ければ大丈夫です。

「行」や「宛」は、友達に送るときとか、自分宛ての返信用封筒ぐらいにしか使わない気がします…。

就活とかビジネスでは、ほとんど「御中」か「様」です!

裏面に氏名と住所を書くこともお忘れなく。

ひとまず、今回の説明はここまでにしておきます。

次の手順の説明も写真があったほうがわかりやすいと思うので、人事院から書類が届いてから説明することにします。

1カ月以上経ってからになるかも…。

・書類が届いたら

人事院から書類が届いたので手順を追記します。

かかった時間は、開示請求書を送ってからちょうど1カ月ぐらいでした。

送られてくる書類は以下の3点です。

行政開示決定通知書
過去問請求を承諾したことを知らせる書類です。

必要な手数料と郵送料も記載されています。

試験問題の開示に係る説明事項
開示方法や手数料についての詳細が記載されています。

開示方法は以下の通りです。

①過去問のデータが入ったCD-Rを送ってもらう

②紙にコピーしたうえで送ってもらう

③人事院の事務所に行って過去問を見せてもらう、もしくは過去問を受け取る


手間を考えると②が一番楽ですが、手数料がやたら高いので、①の方法を選ぶのがおすすめです。

そこから自分のパソコンに過去問のデータを取り込むなり、コピーするなりして勉強に使ってください。

自分のパソコンがない人は、大学やネットカフェ、漫画喫茶などのパソコンでもCD-Rを読み込めますよ。

行政文書の開示の実施方法等申出書
開示方法を選び、必要な手数料分の収入印紙を貼るための書類です。

手数料は、前回支払った300円が引かれた金額になります。

赤丸の部分を記載して提出しましょう。

事務所で過去問を閲覧または受け取る場合は必要ありませんが、過去問を郵送してもらう場合は郵送料分の切手を同封する必要があります。

返信用封筒は同封する必要ありません。

送付先は、始めに開示請求書を送った場所と同じです。

<送付先>
〒100-8913 東京都千代田区霞が関1-2-3
人事院人事行政情報センター

・まとめ

かかったお金
※過去問6年分のデータをCD-Rとして送ってもらう場合

・切手代…408円(郵送2回分の切手84円×2、返信用の切手140円)

・手数料…1360円

計1768円