国際社会での障害者施策は、1971年に「知的障害者の権利宣言」が提唱されたことに始まります。

知的障害者の権利宣言によって、初めて国連で障害者の人権について語られると、1975年には知的障害者だけではなく、全ての障害者の人権について述べた「障害者の権利宣言」が提唱されました。

この障害者の権利宣言に沿って、各国が具体的な取り組みをできるように考えられたのが、1981年の「国際障害者年」という概念です。

国際障害者年は、完全参加平等をテーマとし、ノーマライゼーションの理念が促進されることとなりました。

さらに国連は、1982年に「障害者に関する世界行動計画」を採択し、障害者施策のモデルを提示。

翌1983年から1992年までを「国連・障害者の十年」として、具体的な取り組みを行うよう各国に求めました。

国際障害者年や国連・障害者の十年という概念は、当時の日本にも大きな影響を与え、それまでの施設中心的な障害者施策の考え方から、脱施設化へと変化するきっかけとなりました。

その後2006年には、障害を理由とする差別を禁止し、合理的配慮を含め障害者に他者と平等な権利を保障する国の責務を定めた条約である「障害者の権利に関する条約」が採択されるなど、障害者への差別撤廃や社会参加の促進を目指す取り組みがなされています。



参考文献

TAC社会福祉士受験対策研究会(2018)『2019年版みんなが欲しかった!社会福祉士の教科書 共通科目編』TAC出版.

TAC社会福祉士受験対策研究会(2018)『2019年版みんなが欲しかった!社会福祉士の教科書 専門科目編』TAC出版.

一般社団法人日本ソーシャルワーカー教育学校連盟(2018)『2019社会福祉士国家試験過去問解説集』中央法規出版.

著者
ちゅるない

ちゅるない

福祉系公務員の試験に挑戦しましたが、すべて面接で撃沈…。 筆記試験は合格できたので、福祉職や心理職を目指す人に向けて、そのことを中心に助言したいと思います!

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