自分が公務員試験の勉強をするときに参考書選びにかなり苦労したので、私が使った参考書とそれ以外でもおすすめの参考書を紹介します。
今回は社会福祉学についてです。
社会福祉学は福祉系公務員の試験で最も配点比率が高い教科なので、真っ先に勉強すべき教科と言えますが、福祉系公務員向けのテキストはまったくと言っていいほど市販されていません!
そのため、公務員向けではなく、社会福祉士の国家試験向けのテキストを使って勉強していくことになります。
・教科書
社会福祉士の勉強に最もよく使われているのが中央法規の参考書です。
教科書的な参考書で、調べものをするときに使ったり、読んで覚えたりするときに使います。
専門科目編というのは社会福祉士の試験だけの科目で、共通科目編というのは社会福祉士と精神保健福祉士の試験どちらにも課される科目が掲載されています。
福祉系公務員の場合は、これらの科目のうちのいくつかが出題範囲となっているので、勉強には2冊とも購入するのがおすすめです。
2冊両方となると結構な値段になるので大変ですが…。
公務員試験の参考書を購入する際には、中古のものを購入することもあるかと思いますが、社会福祉学は最近の法改正の問題もよく出題されるので最新の参考書で勉強するべきです。
こちらはTACから出版されている「社会福祉士の教科書」です。
中央法規のワークブックと内容はほとんど同じで、その名のとおり教科書として使うための本です。
私はこっちを使って勉強しましたが、ところどころ絵があったり、色が多く使われていたりと勉強しやすい本でした!
ワークブックを使うか、こっちを使うかは好みになると思うので、実際に店頭で中を見てどちらが使いやすそうか確かめてみてください。
ちなみに、こんなものもあります。
この本は、国家試験過去10年分の過去問すべてをまとめた参考書で、さらに専門科目と共通科目がひとつにまとめられています。
ただ、ひとつにまとめられていることで本がかなり分厚くなっており、使いにくそうだったので私は使いませんでした。
金銭面だけで考えると、この本が一番安上がりですね。
・問題集
問題演習のメインとしておすすめの本です。
この「過去問解説集」は、社会福祉士国家試験の過去3年分の問題すべての解説が掲載されています。
特徴としては、解説が丁寧で最新の法改正なども詳しく載せられていること、問題と解説が同じページにまとめられており、勉強しやすいということです。
この問題集を3周程度こなせば、福祉系公務員試験の社会福祉分野で高得点を取れるだけの力が十分身につくと思います。
上記の問題集にやり飽きたら、こちらの「模擬問題集」を使って勉強するのがおすすめです。
「過去問解説集」と「模擬問題集」を合わせて900問あるので、これだけこなせば社会福祉学の勉強は十分です。
一度勉強し終えても、あまり他の問題集に手を出さずに、この2冊を繰り返し勉強してください。
TACからも過去問題集が出版されています。
こちらは、中央法規の過去問題集と違い、前年の国家試験の問題すべて+過去6年分の問題から抜粋したものが掲載されています。
中央法規の「過去問解説集」をこちらの過去問題集に換えてもかまいません。
ただし、TACからは模擬問題集が出版されていないので、「過去問解説集+模擬問題集」もしくは「TACの過去問題集+模擬問題集」のどちらかの組み合わせをお好みで選んでください。
・おまけ
私は使いませんでしたが、勉強に必要な方は一問一答も合わせてどうぞ。
持ち運びがしやすくて、移動中でも勉強できるところが便利ですね!
・まとめ
以上が、社会福祉学のおすすめの参考書です。
これらの本はそれぞれが高いし、できるだけ最新のものを揃える必要があるので、かなりお金がかかってしまいます…。
大学で社会福祉士の試験科目を勉強している人はその教科書があると思うので、今回紹介したワークブックなどの教科書は必要ないかもしれませんね。
ちなみに私は、福祉系公務員の勉強する科目の中で、社会福祉学の参考書に一番お金がかかりました…。